「31坪は狭い?」その心配が驚きに変わった日。私たちの「ドンピシャ」が詰まった1階完結型の家。
登場人物: T様ご一家
お住まいの概要: 岐阜県多治見市、約31坪で実現した、家事も暮らしも1階で完結するジャパンディスタイルの住まい
「この広さ、本当に31坪ですか?」友人が驚く、数字以上の開放感。
「32坪ないくらいで、ちょっと狭いんじゃないかってすごい心配していたんですけど、住んでみて本当に全然狭いと思わないんです」。
そう言って朗らかに笑うオーナー様。
完成したお住まいにご友人を招くと、誰もが口を揃えてその広さに驚くのだそうです。
「(お家に来た人も)広さにビックリするんです」。
約31坪という数字だけを聞けば、コンパクトな家を想像するかもしれません。
しかし、T様邸には、その数字を軽々と超える開放感と、暮らしの隅々まで考え抜かれた心地よさが満ち溢れています。
家づくりを始める前に抱いていた「広さへの不安」は、いつしか「感動と驚き」へ。
その背景には、YouTubeから始まった運命的な出会いと、言葉にならない想いまでをも汲み取り、カタチにしてくれたパートナーとの、深く、温かい物語がありました。
「どの家も、好みだった」YouTubeで確信した運命の出会い
家づくりを考え始めたT様ご一家が、パートナー探しで大切にしていたこと。
それは、自分たちの「好き」という感性に、まっすぐ響くかどうかでした。
そんな時、偶然YouTubeで出会ったのが、私たちホームランディックでした。
「YouTubeで見かけまして、どの家も自分たちの好みにピッタリだったので、ここの建築会社さんで建てたいなと思いまして、お伺いしました」。
画面越しに伝わるデザインのテイスト、そして家づくりへの想い。
さらに、動画の中でイキイキと家について語るスタッフの姿に、ご夫妻は惹きつけられます。
「(笑いながら)生の伊岐見さんを見てみたいっていうのもありました」。
そして、もう一つの幸運。
それは、お住まいを計画していた場所が、施工エリアの範囲内だったことでした。
「ギリギリ施工可能エリアに入って本当に良かった」。
まるで引き寄せられるかのような出会いを経て、T様の家づくりは、大きな期待とともに幕を開けたのです。
「ドンピシャでした」想いを汲み取る提案力が、不安を信頼に変えた
家づくりは、決断の連続です。
特に、デザインや間取りといった、自分たちの理想を言葉で伝える作業は、時に難しさを伴います。
T様も、当初はその点に少しだけ不安を感じていたと言います。
「結構うまく伝えられなかった要望でも、ドンピシャのデザイン、間取りとかも、好みのものを提示してくれて本当に良かったんです」。
漠然としたイメージや、うまく言葉にできない「好き」という感覚。
それを、設計士やコーディネーターがまるで心を読んだかのように汲み取り、具体的なプランとして提案してくれる。
そのプロセスは、驚きと喜びに満ちたものでした。
「色・デザインとか悩むところが多かったんですけど、コーディネーターの人が結構決めてくれて、その中で自分たちの好きなものを選んで。
コーディネーターの人の提示してくれたやつが自分の好みにドンピシャだったので、すぐに決まったんです」。
プロとして主導しながらも、決して想いを置き去りにしない。
一つひとつの打ち合わせを重ねるごとに、「この人たちに任せておけば大丈夫だ」という信頼関係が、着実に築かれていきました。
こだわりが輝く、暮らしのデザイン。カタチになった「私たちの好き」
そうして完成したお住まいは、まさにT様の「好き」と、ホームランディックの提案力が結晶となった空間です。
【凛とした表情をつくる、こだわりの外観】
まず目を引くのは、シンプルながらも陰影が美しい外観。
塗り壁材には、汚れにくさと撥水効果を誇るStoを採用。
その色は、何度も試作を重ねて生み出されたホームランディックオリジナルカラーです。
絶妙なグレージュの色合いが、落ち着きと温かみを両立させています。
玄関ポーチには、セメントの質感が特徴的なSOLIDO(ソリド)と、軒天に張られた徳島杉を組み合わせ、和モダンなアクセントをプラス。
「大好きなんです、このグレージュにソリドにこの杉」と設計士が語るほど、素材の組み合わせが光る、まさに家の「顔」となりました。
【庭と繋がり、光が巡るリビング】
室内に足を踏み入れると、まず驚かされるのが、庭と一体化した開放的なリビングです。
床のラインとほぼフラットに繋がるタイルデッキが、内と外の境界線を曖昧にし、空間に広がりをもたらします。
「こっからね、植栽がよく見えます。
芝の緑も目に入ってくるところがいい感じ」。
ベンチに腰掛ければ、まるで一枚の絵画のように庭の緑を眺めることができます。
リビングで寛ぎながら、外で遊ぶお子様の様子に自然と目が届く。
そんな、家族の繋がりを感じられる設計も、この家の大きな魅力です。
【美しさと効率を両立した、キッチン中心の回遊動線】
暮らしの中心となるLDK。
キッチンには、デザイン性の高いグラフテクトのデュエタイプを採用。
コンロとシンクが分かれていることで、キッチンの通路幅をスリムにでき、空間全体を回遊できるスムーズな動線が生まれました。
ダイニングテーブルを照らすのは、和紙のような風合いが美しいmuutoの照明。
ジャパンディな空間に、柔らかな光を落とします。
そして、この家の快適さを象徴するのが、キッチン裏に集約された水回りの動線です。
「キッチンの後ろに水回り動線が隠れています」。
パントリー、洗面、脱衣ランドリー、そしてウォークインクローゼットまでが一直線に繋がり、料理をしながら洗濯をしたり、乾いた服をすぐにしまったりと、家事をどこまでもスムーズにこなせます。
この「1階完結型」の間取りこそが、日々の暮らしにゆとりを生み出す最大の功労者なのです。
【家族それぞれの「好き」を叶える場所】
2階には、プライベートな時間を大切にするための空間が広がります。
落ち着いたグレージュのクロスでまとめられた子供部屋や、天井の木目クロスがリラックス感を誘う寝室。
そして、ご主人のための特別な場所が、1.5畳の書斎です。
「いや、落ち着くんですよね」。
コンパクトながらも、窓からは庭が眺められる設計。
集中したい時も、ふと息を抜きたい時も、自分だけの時間に浸れる籠り感のあるスペースは、暮らしの満足度を大きく高めてくれます。
「1階完結」という選択が、未来の暮らしを豊かにする
「やっぱりお家って住んでからのランニングコストもあるじゃないですか」。
家づくりでは、初期費用だけでなく、暮らし始めてからのことも考えなければなりません。
T様ご一家が選んだのは、約31坪という地に足の着いたサイズで性能を高め、ランニングコストを抑えながら快適に暮らすという選択でした。
そして、その賢い選択の中心にあるのが「1階完結型」という間取りです。
「1階完結型はやっぱり家事がすごく楽っていうことと、将来の心配ですね。
全て1階で完結できることによって、足腰が悪くなった時に2階上がらなくてもこの家のままで生活できるじゃんっていうところが人気なのかなと思います」。
平屋の暮らしやすさと、2階建てのプライベート感を両立したこのスタイルは、今の快適さだけでなく、これから先、何十年という未来の安心にまで繋がっています。
これから家づくりをするあなたへ
最後に、家づくりを振り返り、T様はこう語ってくれました。
「(打ち合わせは)こちらの好みを察してくれて、何回も良い提案をしていただいた。
本当に良かった」。
坪数や予算といった数字の制約の中で、いかに理想の暮らしを実現するか。
その鍵は、自分たちの言葉にならない想いを汲み取り、期待を超える提案をしてくれるパートナーを見つけられるかどうかにかかっているのかもしれません。
漠然とした不安を抱えながら始まった家づくりが、今では「本当に全然狭いと思わない」という大きな満足感に包まれているT様ご一家。
その笑顔こそが、この家づくりの成功を何よりも雄弁に物語っていました。